新年を祝うお正月
普段なら初詣やお年玉、おせちや福袋!という楽しいイベントが盛り沢山ですし毎年恒例なので困ることはありませんが
喪中だと新年の過ごし方が変わってきます。
今回は喪中の時のお正月の過ごし方についてお伝えします。
喪中お正月の過ごし方、年賀状が届いた時、初詣はやってもいい?
喪中のお知らせをしていなかった人から年賀状が届いた場合
何もしないと失礼になるし、かといって年賀状を送るわけにはいかない
ということで頭を悩ませてしまいますが
ここは年賀状を送るのではなく、寒中見舞いを送れば失礼にならないです。
「新年明けましておめでとうございます」
という新年を祝う言葉を使わないで
昨年はお世話になりました
今年もよろしくお願いします
という言葉を使うようにします。
暑中見舞いと同じような相手を気遣う手紙
年賀状の時期を過ぎてしまったり喪中で年賀状出せない場合に使います。
寒中見舞いのハガキは郵便局で販売しているので困ったときは買いに行けば大丈夫です。
初詣は行ってもいいの?
実際に管理人の家族のお墓があるお寺のお坊さんに直接聞ける機会があったので聞いてみました。
お坊さんの結論から言うと
「どちらでも良い」
ということ
なぜそうなのるかという理由なのですが
仏教の教えには
喪中の場合は初詣に行ってはいけないというような厳密な決まりは無いそうです。
あくまでも慣習や教えであって、お釈迦様が「こうしなさい」というようなことを決めてはない
ということで厳格な決まり事などは無いそうです。
お坊さんそれぞれ、お寺さんそれぞれの考え方や地方の考え方によってバラバラということでした。
仏教では喪中を良くないこととは考えておらず、故人が仏様になる、という良いこととして捉えられることもあるそうです。
そして故人が生きている人にもっと喜んでもらいたい、楽しんでもらいたい、自分の為に困ってほしくない
というように考えているだろうとも思うので、故人を第一に考えて喪に服すからこそ
故人はこうしたほうが喜んでくれるのではないか?と考えて初詣に行くか行かないかを家族と話し合って決めれば良いのでは?
というお話でした。
それを踏まえてなのですが
- 1月7日までの松の内には初詣に行かず、松の内を過ぎてからお参りをする
- 松の内を過ぎても忌明けがまだの場合は明けるまで待つ
等が一般的な慣習とのことのようですよ。
喪中お正月の過ごし方鏡餅や門松のお正月飾りは飾らない?飾る?おせちは食べても良い?
喪中のお正月の場合、門松やしめ縄、鏡餅という新年を祝うお正月飾りは行ないません。
お正月飾りは歳神様を迎え入れるための目印として使われるのですが喪中の場合、家が穢れているという考えから歳神様を迎え入れるのは恐れ多い、失礼になります。
おせち料理は新年を祝う食べ物や飾り付けがされているので食べません。
そもそも年越し蕎麦はお祝い事にはならないので食べても大丈夫
年越し蕎麦は
- 悪いものと縁を切る
- 健康成就
- 延命長寿
を願ったものになるので祝いにはなりません。
喪中お正月の過ごし方、お年玉や新年の挨拶のやり方
新年になると子供が大喜びする一大イベントお年玉
お年玉は子供や孫にあげてもいいのか?というと
お祝い事になるのであまり良くないと考えられています。
ただ、良くないからと言って子供には大人の都合はわかりませんし、もらえないとなると欲しいものが買えなかったりするので悲しみます。
そういうこともあってお年玉を
お年玉と言う形では渡さずに
お小遣いや書籍代として渡すようにするのがベスト
お年玉を入れる袋も
お年玉
と書かれてない袋にいれて渡してあげるのが一般的です。
新年の挨拶は「あけましておめでとうございます」
というおめでたい、新年を祝うという言葉を入れなければ問題ありません。
今年もよろしくお願いします
という形ならお祝いにはなっていないので新年らしい挨拶をすることが出来ますよ。
まとめ
喪中のお正月は家族の考え方や地方によって大きく変わってきます。
どうするのが一番いいか?ということに困った場合は家族の家長と相談して決めていくのが1番良いと思います。
それが家族にも失礼にならないし、故人を敬うことにも繋がると思いますよ。