5月のGWが終わったぐらいからだんだんと流行ってくる5月病
GW前までは元気に仕事をしていたのに急にやる気が無くなって
正直会社に行っても何をすればいいのかよくわからない。
というような症状を5月病って言います。
じゃあ5月病っていうぐらいだから病気でしょ?病院で薬をもらって治しましょ
なんて思いますが実は5月病というのは病気ではありません。
ではいったいなんなのか?
今回は5月病についてお伝えします。
5月病はどんな症状?なんで5月病って言うの?
まず5月病の症状と言われているのは
- 疲れやすい
- なかなか寝れない、不眠症気味
- 睡眠時間が安定しなくなる
- だるい、倦怠感
- 食欲不振
- 発熱
- 胃もたれ
- 便秘や下痢
- 無気力
- 不安になる
- イライラする
- やる気がでない
- 動悸
- 集中力や思考力の低下
メンタル系
5月病という名前の理由は
4月からフレッシュマン、新学年として緊張しながらも頑張ってきた体の疲れが
一気に出てくるのが5月頃、体調不良として体に疲れが出たり、まだまだ慣れない環境で精神的に疲れてくる時期だからと言われています。
正式に病気として認められているものではなく厚労省でも5月病は病名として認めていません。
もう少し掘り下げて言うと5月病があるのは世界を探しても日本だけなんです。
試しに
外国人の人に「5月病はあなたの国では大丈夫?」と聞いてみたら
間違いなく「それ、日本だけの病気?どうなるの?」というような答えが返ってくるはずです。
科学的な実証がされていて根拠があるような病気ではないし、日本だけしか発症しないので
これからよほどのことがないと世界で認知される病気になることはなさそうです。
5月病になりやすいのは男?女?何かある?
5月病になりやすいのは男性でも女性でも変わらず
精神面でなりやすいのは性格が強く関係していると言われています。
じゃあどのような性格がなりやすいのか?というと
- 真面目
- 責任感が強い
- 完璧主義
- 几帳面
- 大きな失敗をした、挫折を味わったことがない
乱暴になりますがイメージとしては真面目な日本人という感じでしょうか
他にも精神面や体調が悪くなる具体的な原因としては
- 大学進学、就職で引越して新しい環境になれない
- 学校、会社で新しいことだらけでストレス
- 季節の変わり目で体が慣れない
- フレッシュマンとしての歓迎会や飲み会の度重なる参加でお酒の飲み過ぎ
- 初めての一人暮らしで食生活が変わった
だんだんと疲れてきて表面に症状として現れてきたということ
男女性別は関係なく急激な環境の変化がキッカケとなり
性格が生真面目だとますますなりやすいということです。
5月病はいつ治る?治らない場合はどうなる?
5月病は正式な病気でもないし、ただの疲れなら
究極を言うと
・ただの甘えじゃん!
・ほっとけば治るんでしょ?
というイメージになりますがこれは大間違い
新しい環境にも馴れてくるので治りますが
治るまでの間に症状が悪化すると適応障害という病気になったりうつ病になることもあります。
適応障害やうつ病になるとしっかりとした病気ですし
病院で治療が必要になります。
体調面での5月病の場合はしっかりとバランスの取れた栄養を摂って
適度な運動をして睡眠をしっかり取るように心がければ元気になりますが
精神面は話が別です。
特に真面目、几帳面、完璧主義、責任感が強い人ほど5月病の時期に
「どうして私は急に何も出来なくなったのか?」
ということを考えてしまい自分で自分を追い込んでうつ病になったり、適応障害に発展したりします。
5月病の場合は「ただの甘えでしょ?」ということを聞けば聞くほど自分を追い込んでしまうので
自分だけではなく周囲の人も気をつけてケアしてあげるのが重要です。
まとめ
5月病っぽいということで病院に行っても治りませんし
逆に病院に行った場合には簡単に適応障害やうつ病と診断されてしまうこともあります。
5月病になってしまったら「こんなこともあるよね」ぐらいで気にしないのが1番!
人の文句を言わずに自分が悪いと追い込むのは確かに美徳ですが
やりすぎると精神が対処できずに壊れかけてしまうのでケアしてあげることも大切です。