ほんのすこし前までは子供が日焼けというと
元気な証拠
のような良いこととして捉えられていることが多かったのですが最近は紫外線が肌に良くないということがわかってきています。
子供は外で遊ぶから日焼けするけど新生児や乳児の赤ちゃんなら基本は家の中にいるし外に出てもほんの数時間ぐらい
ベビーカーや抱っこ紐で抱っこしているからそんなにしないでも大丈夫かな?と思ってみたりしますよね。
今回は新生児や乳児の紫外線対策についてやったほうがいいのか?しなくても大丈夫なのかなどをお伝えします。
乳児や新生児紫外線対策の日焼け止めはやったほうがいい?やらなくても大丈夫?
ほんの数年~数十年前までは子供は紫外線対策等の前に日光浴が推奨されている時期もありましたが
最近は紫外線対策をしっかりすることが推奨されています。
理由は紫外線によるダメージがあるということがだんだんとわかってきたから
特に乳児や新生児の赤ちゃんはまだまだ肌が弱いので直接日光の紫外線を浴びせるというのは良くないと言われています。
ちなみに赤ちゃんは大人の肌と比べて約半分の薄さ、日光を長時間浴びるだけで皮膚に炎症を起こす赤ちゃんもいます。
炎症をおこさないなら日光を浴びても問題なさそうな感じもしますが
紫外線を浴びるとお肌に少しずつ蓄積していくので数十年後にシミやそばかす、シワとなって出てくる原因にもなるし
成人になってからの皮膚がんの原因の1つには小さい頃に直射日光を浴びる量が多かったからということもあるぐらいです。
その後は少しずつ弱くなってきますが10月ぐらいまでは紫外線は注意
なんとなく4月ぐらいなら大丈夫かな?とも思えちゃいますが
4月でも8月の日差しが弱い日と同じぐらいの紫外線は降り注いでいます。
紫外線が強い時間帯は10時~14時
出来ればこの時間帯に赤ちゃんを連れて外出するのは控えたほうが良いのですが
ご飯の買い物や銀行などの用事をしていると全くこの時間に外出はしないというのは現実的ではありません。
7月や8月の紫外線が最も強い時期はお昼に外出するのは極力控えて
普段から帽子や日焼け止めクリームなどの紫外線対策をしっかりしておくのがベストです。
乳児や新生児の赤ちゃんに使う日焼け止め、注意点はある?
紫外線対策として赤ちゃんにつかう場合の日焼け止めの注意したいところは
赤ちゃんはお肌が弱いので肌に負担が少ないもの
ここを注意して選ぶのがポイント
具体的には
- 無着色
- 無香料
- 無鉱物油
- 防腐剤不使用
- アルコール系薬品不使用
- 新生児から使えるもの
- 石鹸で簡単に落ちるもの
とにかくお肌の弱い赤ちゃんの紫外線対策で使うのだから
日焼け止めが赤ちゃんに悪影響を与えてしまうのでは本末転倒になってしまうので
オーガニック素材等の肌に影響が少ない日焼け止めを選ぶのがベスト
他にも日焼け止めの強さを表す
SPFとPAが高くないものを選ぶのも大切です
SPFは紫外線を防止させる効果の目安の数値
この数値が高くなればなるほど防止する力が上がりますが
効果が上がる分だけ色々な成分が入るのでお肌には良くないと言われています。
SPFは紫外線のB波を防御します。
PAは紫外線A波を防止させる効果の目安
PAの後に「+」の文字ががたくさんつくほど効果がありますが
SPFと同じように効果が高くなればなるほどお肌には良くないと言われています。
では効果が高ければ高いほど紫外線から防御してくれるのか?というとこれは大間違い
SPF30の日焼け止めを塗ると30分や300分ぐらいは紫外線を防御してくれるとイメージしがちですが
正確には日焼け止めを塗ってない時よりも30倍遅らせることが出来ますという意味
例えば
1分で赤ちゃんが日焼けしてしまう場合にSPF30の日焼け止めを塗った場合
30分で日焼けするようになるということになります。
10分の場合は300分となるので紫外線をシャットアウトではなく遅らせるだけなのです。
これはPAも同じことです。
新生児や乳児の赤ちゃんの場合はSPF10~20ぐらいの弱いものを
PAもPA+ぐらいまでの低刺激のものが良いとされています。
日焼け止めクリームを塗る場合ベストなのはパッチテストをしてから使うこと
パッチテストといっても皮膚科で専門的なことをするわけではなく
日焼け止めクリームを赤ちゃんの内側のふとももや二の腕の内側に少し塗り、肌が炎症しないかどうか?をチェックすれば大丈夫です。
気になる場合は小児科の先生に聞くと安心できますよ。
紫外線対策!日焼け止めのおすすめはこれ!
赤ちゃんの紫外線対策でオススメなのは
帽子
簡単に出来るのが帽子
昔から夏には帽子!と言われているぐらい有名ですが本当に効果あり
帽子のツバが広いものをかぶらせてあげるのがポイント
帽子をかぶらせることによって顔への紫外線が約60%前後はカット出来るとも言われているぐらいスグレモノです。
服は白いものでUVカットタイプ、長袖長ズボン
新生児や乳児用のUVカットタイプの服をチョイス
特に長袖で長ズボンだと直射日光が当たる面積が減るのでベストです。
ただ、夏場になると長袖長ズボンはかなり暑いので赤ちゃんの様子を見ながら着替えさせてあげましょう
ベビーカーには屋根を付ける
ベビーカーにはシェードなどを付けて紫外線対策
最近のベビーカーには最初からホロが付いているタイプのものもたくさんあります。
ホロやシェードで頭から体はカバーできますが足元や地面からの照り返しはカバーできない場合があるので
足元には白いタオルを軽く敷いてあげるのがオススメ
日焼け止めクリームを塗る
お母さんに人気なのがアロベビー
赤ちゃんの肌に優しいUVクリームで、さらに100%国産オーガニックで作られています
石鹸で簡単に落とせるし新生児から使えますよ。
日焼け止めクリームは時間が経てば効果は弱まってくるので定期的に塗りなおしてあげると効果が持続します。
まとめ
紫外線をなんとかしなきゃ!と思いますが実は紫外線にも良いことはあります。
紫外線を浴びることで肌でビタミンDを作ることも出来るのです。
ビタミンDを作るために紫外線を浴びる時間はだいたい10分~15分ぐらい
日焼け止めクリームや帽子をつけて少しだけお外に出れば十分なぐらいです。
極端に紫外線をカットしよう!とやり過ぎると逆効果になってしまうので
適度に対策して赤ちゃんとお散歩に行けば大丈夫ですよ。