毎年4月が過ぎたあたりから流行ってくる食中毒
お腹の調子が悪いと「もしかしてあれ食べたから?」って考えてしまいます
大人ならまだ自分で対処出来るし病院にも行けますが子供の体調不良だと何を食べたのかわからないこともあるし
どうやって対処してやるのが1番なのかということもちょっとわかりにくいですよね。
今回は食中毒になる原因の1つサルモネラ菌についてお伝えします。
サルモネラ食中毒の原因や感染はどこからくる?
食中毒の代名詞とも言えるサルモネラ菌ですが
いったいどこからやってくるのか?というと
実はどこにでもあります。
例えば犬や猫などのペットもサルモネラ菌を持っていることはわかっているし
豚や鶏、牛などもサルモネラ菌を腸内に保有しています。
猫の保有割合は10%台と考えられています。
ちなみにアメリカの爬虫類は約90%とかなり高い数値を出しています。
ペットと散歩に行って糞の後始末をした後に手をよく洗わないで食事をしたり
猫のトイレを掃除した後によく手を洗わないで食事をしたりすると糞の中にあるサルモネラ菌が体内に入って感染します。
食べ物で注意するものは
・卵
・生肉(牛、豚、鶏)
・レバーやホルモン類
大きく分けてこの3つ
他にも注意したいのがこれらを使った加工食品
例えば
- マヨネーズ
- ケーキ
- クッキー
- シーザーサラダ
- 卵かけごはん
- オムレツ
- レバ刺し
サルモネラ菌は75℃以上の温度で1分間以上、65℃以上の温度なら5分間以上加熱することで死滅すると言われています。
注意する点は加熱処理されていない肉や卵をつかった料理やドレッシング等です。
サルモネラ菌は人から伝染る?症状はどんな感じ?
サルモネラ菌が体内に入るとまずは体内に潜伏します。
潜伏期間は半日~2日前後
その後は高熱、嘔吐、下痢の症状が・・・
サルモネラ菌が原因となって最悪の場合死亡することもあるので要注意です。
しかし、逆を言えば免疫力があって健康な成人の場合
サルモネラに感染したとしても症状がわかりにくく
「あれ?風邪かな?体調悪いなぁ・・・」
と思う程度で気がつけば治っていることも
サルモネラ菌は空中を浮遊するような風邪ウイルスなどとは違うので
空気感染等が原因で伝染ることは基本的にはないのですが
厳密に言えば100%伝染らないことはありません。
例えばトイレ
食中毒になった場合、下痢になることが多いですが
便の中には体が排出したサルモネラ菌がいます。
トイレ掃除をしてキレイに手を洗ったと思って料理を作ったら・・・
ということなども考えると伝染らないことはないのですが
よほどのことがないと伝染ることはないと思いますよ。
ただし、子供や年配の方は免疫力が弱いので
普段よりも注意しておくのがベストです。
自宅治療で治る?病院に行って治療したほうがいい?
健康な大人の場合は体調がかなり優れないなどがないと抗生剤などを処方してくれることはありませんし
下痢止めなどももらえることはほとんどありません。
下痢や嘔吐は体内からサルモネラ菌を出そうと身体が頑張っている状態ですし
高熱になるのも熱で菌をやっつけようとしている状態
そこに解熱剤や抗生剤を使うことは逆に体内からサルモネラ菌を出そうとしているのを邪魔することになります。
高熱でどうしようもないときや何を食べても飲んでも身体が受け付けないぐらいの重度の嘔吐下痢の場合は薬で症状を和らげることもありますが
基本的には安静にして自宅でおとなしくしているのがベスト
病院でサルモネラ菌と特定された経験がありますが
「どうしようも無くなった時だけ飲んで」と解熱剤だけ渡されたことがあります。
免疫力がある成人の場合は薬で治すというよりも
身体がサルモネラ菌を排出しやすい環境を作ってあげるのが早く治るポイントだと体感してます。
でも、子供や年配の方は免疫力が弱い場合があります。
弱い場合は身体が自分でサルモネラ菌を排出しようと頑張ってもなかなか排出が出来ないこともあるので
そういった場合には抗生剤などを投与して様子をみるのが多いようです。
食中毒かな?と思っても原因がサルモネラ菌なのか、それとも違う症状なのか?と言う断定は医師じゃないと確実ではないので、気になったらすぐに病院に行くのがベストです。
まとめ
サルモネラ菌による食中毒は
しっかりと手洗いをする
食べ物は加熱処理されたものを食べる
この2つを意識するだけでかなり予防できますよ。
子供が食中毒になると家族揃って大変になるので
普段から注意しておくのが1番です。