夏になると気をつけましょうと喚起される熱中症
熱中症といえば屋外で太陽の光を長時間浴びているから起こるというようなイメージが強いですが
実は室内でも熱中症になることはあります。(というか私は室内熱中症になったことがあります・・・)
室内だからと油断していると気がついた時には熱中症になっていてどうしようも出来ないことも・・・
今回は熱中症が室内で起こる原因や対策などについてお伝えします。
熱中症が室内で起こる原因と気温や湿度の関係
熱中症は直射日光を浴びて起こるのが原因ではなく
温度と湿度が関係しています。
室温が高くても湿度が高くない場合は暑いからといっても熱中症にはなりにくいし
逆に室温がそこまで高くなくても湿度が高ければ熱中症になりやすい環境と言えます。
湿度が関係しているのは体温は湿度が高ければ下がりにくいので体温が下がりにくいのが関係しています。
では、現実問題どのぐらいに温度と湿度をすれば良いのか?というと
個人差や体調によって変わりますが一般的な目安では
温度28度以下
湿度50%~60%前後
と言われています。
ただし、これも激しい運動や肉体労働をするなら体温が上がりやすいので変わりますし、水分補給は前提でのお話です。
夏バテと油断していたら室内熱中症になることも
参考までに私の場合ですが室内で毎日仕事をしていると熱中症になった経験があります。
力作業等の運動する仕事ではなく、パソコンでのデスクワークを主に行っていて・・・です。
状況としてはエアコン無し、扇風機なし、窓を全開にしているだけの状態で暑いと暑さを感じることはありませんでした。
ただ、毎日13:00ぐらいから15:00ぐらいまで頭が働かない、ダルいという症状
毎日体調が悪くなるだけなのでただの夏バテかな?と勘違いしそのままの状態で数日を過ごしていると
ある日、バタッと倒れました。(苦笑・・・)
症状としては
- 頭を鈍器で叩かれていると感じる壊れそうなぐらいの頭痛
- 体中の力が抜けて動けない
- 水でもこぼした?と感じるぐらいの大量の汗が出始める
ひどい頭痛でほとんど考えることが出来ない状況でしたが「これは本当に死ぬかも・・・」ということだけが頭をよぎり
フラフラしながらスマホを持って救急車呼ぶか?とも考えるのですが「ただの夏バテだったら恥ずかしいよね・・・」と思って呼ぶこともしない
しばらくすると大量に出てきた汗で服がビチャビチャになり冷たいというよりも肌がチクチクして痛い・・・
痛いのでなんとかして服だけ脱いでそのままベットに倒れるように入りそのまま寝る・・・
その後、夜遅くに起きましたが治っていました。
翌日病院に行き、症状を伝えると熱中症と診断
医師には「よく起きれたね・・・なんで救急車呼ぶのやめたの?」と怒られ・・・
「本当に危険な状態だったんだよ!」と怒られ・・・
とにかく怒られ、2~3日は安静にするようにと言われて終わりました。
熱中症はいきなりならなくてもゆっくりジワリジワリと体力を奪ってある日バタッと倒れてしまうこともあるし
夏バテと感じていても体からのサインということもあります。
普段から体調の変化に気をつけて、心配しすぎと思っても水分補給をこまめに出来るようにしておくのは本当に大切
私の場合は熱中症なんて室内でなるわけないじゃん・・・とナメていたのでヘタすれば死んでいたかもしれません・・・
熱中症を室内でならないようにする対策
室内で熱中症にならないようにするには室温と湿度を下げるのが大切
電気代が気にはなりますが暑いなと感じたらエアコンを使って室内の温度と湿度を下げてやるのが1番効果的な対策
扇風機でも良いかな?と思いますが換気が出来ないで湿度は下がらない状態だと体温を下げてもエアコンほどの効果は見込めません。
部屋がどのぐらいの温度と湿度なのか?ということがわかりにくい場合は「熱中症指数計」を購入して部屋に設置すると目安がわかるので安心できます。
熱中症指数計は室温や湿度を計測してくれる温度計で熱中症になる環境になった場合アラームで教えてくれたり目で見てわかるように作られていたりと様々
夏場になるとドラッグストアでも見かけますし、アマゾンなどのネット通販でも買えるし値段も数千円ぐらいです。
水分補給は水ではなく、スポーツ系飲料水や最近、病院や薬屋さんで見かける経口補水液がベスト
特に経口補水液で有名なOS-1(オーエスワン)は消費者庁が特別用途食品個別評価型病者用食品として許可している効果的な飲料水です。
普段から1ケースぐらいは備蓄しておくのがもしもの時に役に立ちます。
美味しいドリンクというよりも、体を健康にするためを重点的に作られているようで
塩っけが強い飲み物、正直不味いです。
ただ、逆を言えば水分が体に足りない時に必要な成分が含まれているので
本当に水分が足りない時は「ものすごく美味しく感じます」(管理人体験済み・・・)
体が必要だと教えてくれるサインだと思うのですが普段は美味しくないOS-1がめちゃくちゃ美味しい
別の見方をすれば体が本当に水分を欲しているときは美味しく感じるので
水分が足りてませんよ!というサインにもなります。
まとめ
熱中症は室内でならないでしょうと思ってしまいやすいですし
正直ナメてしまう部分もありますが、室温と湿度が高ければあっさり熱中症になってパタリと倒れます・・・
小さな子供や年配の人がいる場合は普段よりも気をつけておかないと体力がないのであっさり倒れてしまうことも・・・
熱中症にならないと大変さや危険さというのはなかなかわかりにくいですが
なってしまってからでは遅いので本格的な夏を乗り越えるために対策しておくのが本当にオススメですよ。