お月様といえば中秋の名月や十五夜は有名ですが
十五夜の他にも十六夜、十三夜、十日夜等、いろいろなものがあります。
今回はこの3日の違いについてお伝えします。
十六夜とは
十六夜の読み方は「いざよい」「じゅうろくや」と読み
十五夜の次の日の夜になります。
十六夜は「ためらう」「躊躇する」という意味でも使われる言葉
いざよいと言われる理由は十六夜は十五夜の日よりも
だいたいですが1時間ぐらい遅く月が上がります。
この遅さが月が上ることをためらっている(いざよい)というように見えることから十六夜と言われています。
十六夜は別名「有明の月」「既望」とも言われていています。
十三夜とは
十三夜とは「じゅうさんや」と読み
十五夜の前の日にありそうなイメージですが旧暦8月15日に行われる十五夜の次、旧暦9月13日のことを言います。
十五夜とは密接に関係していて十五夜を見たのに十三夜を見なかったということを片見月と言い
縁起が悪いと昔は言われていました。
十三夜は別名で栗名月、豆名月とも言われていて理由は十三夜に収穫した栗や枝豆をお供えするからと言われています。
お供えするものはお団子やススキ、栗や枝豆なので十五夜と大きく変わることはありません。
十五夜は台風の時期なので曇っていたり雨だったりとなかなか見ることが難しい時期ですが十三夜は台風の時期も過ぎているので月が見やすい時期になります。
十日夜とは
十日夜は「とおかんや」と読み、西日本ではあまり有名ではなく
どちらかというと東日本で有名な行事
旧暦の10月10日に行われる秋の収穫行事です。
一年の収穫が終わり稲が無事に収穫できたことを神様に感謝してお供えしたり、お餅をついて収穫を祝う日とされています。
お月様を見ることがメインの行事ではないのですが十日夜、十三夜、十五夜の全ての月を見ていると縁起が良いと昔は言われていたそうですよ。
まとめ
十六夜には行事的なイベントはありませんが十三夜や十日夜には中秋の名月と少し関係している行事です。
今年は十五夜だけではなく全てのお月様を見て過ごすのも良いかもしれませんね。