嘔吐や下痢が続くと食中毒かも?と疑いますが
今日食べたもので生物なども無く、一緒に食べた家族は平気だったら
どうして自分だけ?という事も考えてしまうので食中毒ではないのかな?
というようなことも考えてしまってもしかして風邪?なんて考えてしまうことも
実は食中毒もいろいろな菌がいるので種類によって潜伏期間や症状も違います。
今回は食中毒の潜伏期間や症状、自宅で出来る対処法などをお伝えします。
食中毒の潜伏期間
食中毒は種類によって潜伏期間が変わります。
食中毒の種類と潜伏期間をいくつかご紹介すると
サルモネラ菌
潜伏期間:6時間~48時間程度
ブドウ球菌
潜伏期間:2時間~4時間程度
ポツリヌス菌
潜伏期間:6時間~15時間程度
カンピロバクター
潜伏期間:1日~最長一週間程度
腸炎ビブリオ
潜伏期間:10時間~1日程度
セレウス菌
潜伏期間:30分~6時間程度
ウェルシュ菌
潜伏期間:7日~20日程度
O-157
潜伏期間:3日~10日程度
潜伏期間は早ければ数時間のものもあれば数日かかるものもあります。
今日は同じものを家族と食べたのに自分だけ食中毒になったという場合、
前日の食べ物を考えなおしてみるということも必要になってきます。
食中毒症状は?うつるって本当?
食中毒の症状は嘔吐や下痢がほとんどですが頭痛や吐き気や発熱などの症状もあります。
いくつか食中毒の症状をご紹介すると
サルモネラ菌
嘔吐、下痢、発熱、腹痛
ブドウ球菌
嘔吐、下痢、吐き気
ポツリヌス菌
耳鳴り、呼吸困難、視覚障害、唇が動かしにくくなり喋りづらくなる
カンピロバクター
嘔吐、下痢、腹痛、
腸炎ビブリオ
嘔吐、下痢、吐き気、腹痛、発熱
セレウス菌
腹痛、下痢、呼吸困難
ウェルシュ菌
腹痛、下痢、頭痛
O-157
嘔吐、下痢、腹痛、高熱
などの症状が起こります。
嘔吐や下痢になることがほとんどですが、ポツリヌス菌の場合だと食中毒とは全く違う症状ですし
セレウス菌は重度になった場合は呼吸困難になることもあります。
食中毒時に咳をしたからといっても口から出る菌はわずかですし、うつることはないと言われています。
ただし例外もあります。
例えば、トイレに言った後
よく手を洗ったと思って料理を作った場合
手に菌が残っていたら?というようなこともありますし
嘔吐を繰り返している中、水分補給で使ったコップを家族が使ったら?
ということが考えられます。
普通に過ごしているなら同じ部屋でも問題無いですが
使ったお皿やコップ、ハシやフォークなどはしっかりと洗っておくのがオススメです。
食中毒の薬はない?市販で手に入る薬や対処法
一般的によほどひどい症状が起こらない限り効果的な薬というものはありません。
食中毒かも?と思った時、まずは病院で食中毒かどうか?ということを診察してもらうのが確実ですしベストですが
実際に病院で食中毒と診察されても薬は解熱剤のみということもよくあります。
なぜなら、ほとんどの食中毒で起こる嘔吐や下痢は体に入ったブドウ球菌やサルモネラ菌等の菌を出そうとしているからです。
下痢にして少しでも早く菌を出そうとしているところに下痢止めを飲んだらどうなるか?というと
菌は体から出にくくなり腸内で繁殖していきます。
嘔吐も同じようなことで薬を出して止めたら・・・菌は出なくなり増殖するだけです。
同じブドウ球菌やサルモネラ菌に感染したとしても子供や大人で体力は違うし
重度なのか?軽度なのか?ということで医師の判断は変わりますが
大人の場合は「耐える」という選択しかないことがほとんどです・・・
下痢や嘔吐時に気をつけることは水分補給
1日に何回もトイレに行くとなると大量の水分を体から出すことになります。
とにかく体の水分が足りなくなるので必要なのは水分補給
水分を摂るとますます下痢になるんじゃ・・・なんて思いますが
下痢は体から菌を出すことなので必要なこと
早く完治させるなら飲むのがベストです。
水分補給するときには水ではなく、ポカリ等の体への吸収が早いものがオススメ
ただ、ポカリは糖分も多いので飲み過ぎになる場合は糖分の過剰摂取にもなります。
たくさん飲む場合はOS-1(オーエスワン)などの経口補水液などもオススメ
脱水症状になる可能性が高い時はOS-1の方が適していると言われていますし
医師も認めている飲み物です。
まとめ
食中毒は種類によって潜伏期間は変わりますが下痢や嘔吐になることがほとんど
下痢や嘔吐は体が悪い菌を出そうとしている証なので体自体は正常に動ける元気な証拠です。
水分補給をして脱水症状にならないように注意だけして安静に過ごすのが早く治るコツだと思いますよ。