お葬式で行う喪主の挨拶
喪主は通夜や出棺時、精進落としなどで弔問者に挨拶をするのが一般的です。
ただ、挨拶なんていったいどいうことを言えばいいのか?
喪主になるとわかりますが相当考えるし焦ります・・・
今回は喪主の挨拶について内容や例文などをお伝えします。
通夜にする喪主の挨拶の内容や例文
通夜の時にする喪主の挨拶は
忙しい中、通夜に来てくれた弔問者へのお礼
故人がお世話になったことへの感謝の言葉
明日開かれる告別式の日時や場所の案内
挨拶後に通夜振る舞いを開く場合はその旨を伝える
ということを挨拶に入れるのがポイントです。
挨拶をするときは緊張しますがゆっくりと落ち着いて話をするのも重要です。
本日はお忙しい中でのご弔問、ありがとうございました。
父(母)は二年前から入退院を繰り返し一時は良くなったのですが
その後は好転すること無く本日に至りました。
最期は眠るようにおだやかに息を引きとりましたのが
せめてもの救いでございました。
生前、皆様に感謝しきれないぐらい賜りましたご厚意に感謝しながら父(母)は逝ったものと思います。
明日は午前●●時に●●寺(告別式の場所)にて告別式を執り行います。
ご都合がよろしければ父(母)の最期の見送りをしていただきたいと存じます。
これから別室にてささやかではございますが酒肴を用意いたしましたので
皆様ごゆっくりと故人を偲んでいただければ幸いでございます。
出棺時の喪主の挨拶の内容や例文
出棺時の喪主の挨拶は
簡潔に挨拶し時間を伸ばし過ぎない
湿っぽい内容は控える
故人の最期を軽く話す(詳しい死因等は話をしなくても良い)
などがポイント
葬儀は長時間の正座になることもあるので
いくら故人の最期だからといっても弔問者は疲れているかもしれないということも考慮に入れ
この後の火葬の予定もあるので簡潔に終わらせるというのが親切です。
本日はお忙しい中、父(母)の葬儀、告別式に足をお運びいただきまして
まことにありがとうございました。
享年●●(年齢を入れる)
大きな病気をすることもなく元気に過ごしておりましたが
昨年、体調をくずし入院した頃から体調が優れなくなり
好転すること無く本日に至りました。
仕事や人付き合い、家庭以外での父のそういった面はあまり知りませんでしたが
このようにたくさんの方が父とのお別れにお集まりいただきましたことで
父がどのようなことをしていたのか、少し触れることが出来たような気がします。
人には迷惑をかけるな!と常々父はもうしておりましたので
こうして静かにこの世を去ることができて本望だと思います。
今後とも私共遺族に対してましても父(母)の生前同様変わらぬご支援、ご厚誼を賜りますようお願いいたします。
本日は、ありがとうございました。
精進落としや弔問者への挨拶の内容や例文
精進落としは葬儀を終えてから葬儀でお世話になった人やお坊さんをもてなす会食になります。
挨拶のポイントは
お手伝いいただいたことへの感謝
を入れることがポイント
精進落としはすでに葬儀は終えているので
通夜や葬儀のように特に故人を偲ぶようなことは挨拶に入れません。
本日は父(母)の葬儀、告別式にお集まりくださいましてありがとうございました。
皆様のおかげで滞り無く葬儀、告別式を済ませることができました。
これもひとえに皆様のお力添えの賜物です。
さぞかしお疲れのことと思います。あらためてお礼を申し上げます。
誠にささやかではございますが皆様への感謝と慰労を兼ねまして
精進落としの用意をいたしましたので、どうぞごゆっくりお召し上がりください。
本日はまことにありがとうございました。
皆様、本日はお忙しい中ありがとうございました。
故人の昔話や思い出話をもっとたくさんお伺いしたいところではございますが
皆様のご予定もあるでしょうしお疲れのことと思いますので本日はこの辺で終了させていただきたいと存じます。
心ばかりのものも用意いたしましたのでどうぞお持ち帰り下さい。
本日は最後までお付き合い頂きまことにありがとうございました。
まとめ
喪主はやることが多い役ですが
その中でも挨拶は1番緊張することといってもいいぐらい考えるし悩みます
例文の形を自分のケースに入れ替えて使えば
挨拶をするときもスムーズだと思いますよ。