お葬式の前日の夜に執り行われる通夜
通夜といえば夜に行われるのはわかりますが
通夜をすることはなかなか無いのでいったい通夜では何をすればいいのか?
通夜が終わった後は何をするのか?などイマイチわかりにくいですよね。
今回は通夜の流れや時間、通夜での席順などをお伝えします。
通夜は何時から?流れはどうなる?
最近の通夜は一般的に18時ぐらいから2時間前後かけて執り行われます。
通夜の基本的な流れ
1:通夜の受付開始
2:お坊さんの到着
3:喪主と遺族の着席
4:参列者着席
5:お坊さんが入場し、読経
6:焼香
7:お坊さん退場
8:喪主の挨拶
9:通夜振る舞い
通夜が開始する30分ぐらい前から受付を開始し
読経をしてもらうお坊さんが到着したらまず会場に通してお坊さんに祭壇は問題ないか?通夜振る舞いを受けるか等の確認と打ち合わせをします。
通夜が始まる10分ぐらい前から喪主、遺族、参列者も会場に入場して着席をし通夜が始まるまで待ちます。
お坊さんが入場して読経が始まると通夜の開始です。
読経は宗派にもよりますがだいたい30分ぐらいから40分ぐらい
トイレは先に済ませておいて携帯の音を消音にするか電源を落としておきます。
マナーモードにしているとバイブレーションの音が響く事もあるので要注意です。
読経が終わったら焼香を
お坊さん⇒喪主⇒遺族⇒参列者という順番で行い
焼香が終わった後、お坊さんから法話がある場合は法話が始まります。(無い場合もあります。)
お坊さんが仏教のお話をしてくれるありがたいお説教です。
法話が終わった後はお坊さんが退場し喪主から来場者に挨拶
そこから通夜振る舞いが始まり通夜振る舞いが終わると通夜は終わります。
通夜の時の座る位置はどうすればいい?
通夜会場では席が決まっています。
基本は故人の棺に近い場所に喪主、遺族、縁が深かった人と続きます。
席が左右に分かれている場合
祭壇に向かって右側は前から
喪主、遺族、近親者と続きます。
左側は世話役、友人、知人、職場関係者と続きます。
席が左右に分かれてない場合
棺に近い場所から喪主、遺族、近親者と座り
その周りをそれ以外の人達が座ります。
席の場所はある程度決まっているのでどこに座ればいいかわからない場合は
世話役の人に聞くと教えてもらえるので大丈夫です。
弔電は読み上げるのか?読み上げるなら誰が読むのか?読み上げる時の名前は間違いないか?
出棺時には誰が棺を運ぶのか?などなどです。
終わった後に寝ずの番、夜伽はするもの?
本来通夜は夜通しで行われるもので故人の最期に付き添い行うものです。
通夜振る舞いが終わり参列者が帰った後は遺族が夜通しろうそくの火を絶やさぬよう、線香の火を絶やさぬようにと
寝ずの番をしていました。これを夜伽(よとぎ)と言います。
自宅で葬儀を行い夜伽をする場合は玄関の開けっ放しにしておいて
いつでも弔問者を迎えられるようにします。
しかし最近の通夜は自宅ではなく葬儀社の会場で行うようになってきて夜伽が出来なくなってきているということもあり
通夜振る舞いが終わったら通夜を終える半通夜というものが一般的になってきていて
だんだんと夜伽の慣習は無くなってきています。
自宅で寝ずの番をする場合は何も問題ありませんが
葬儀社の会場などで寝ずの番は出来ないこともあるので行う場合は確認しておくのが確実です。
まとめ
通夜の時間は2時間ぐらい
その間はトイレに行くことも難しいし携帯の音がなってしまうとかなり失礼になりますのでご注意を!