故人が使っていた遺品を頂く形見分け
故人を偲ぶためにほしいと思うこともあるし
逆にもらっても処分に困るということもありますよね。
今回は形見についてお伝えします。
形見分けはいつ頃の時期から始めるもの?
形見分けは四十九日の忌明けぐらいから親族や故人と親しかった人たちと行います。
形見分けをする前までに遺品整理を行っておくのが一般的です。
流れとしては
葬儀が終わって少し落ち着いてから遺品整理を始める
遺品整理が終わった後、四十九日を迎えて形見分けをする
というような流れです。
遺品整理時に出てくる故人の日記や住所録などは保存しておき
いらないものは処分、形見分けをするものは四十九日過ぎまで保存などと分けていきます。
この時、税金に関するようなものや遺品が高額で相続税がかかりそうなものなどは忘れずにチェックしておきます。
誰にどの形見を渡すか?ということの決定権は正確に決まっていませんが喪主が近親者と相談して決めるという事が多いようです。
故人を偲ぶだめに形見分けとして分けた場合でも相続税を支払わなければいけないものもあるので
高額なものを形見分けする場合は弁護士や司法書士、税理士に確認するほうが無難です。
見るからに高額なものには
貴金属などの宝石
数百万円するような高額腕時計
等があります。
形見分けをもらったら、いらないときは?
形見分けを頂いた場合、故人の形見を大切に使ったり保管することが故人への供養に繋がります。
形見分けをしたいのですがと遺族から申し出があった場合、いらない時は辞退することもできますが
なるべく受け取るようにするのが慣習になっています。
逆に形見分けがほしいからと遺族に催促をするというのはマナー違反なのでやめておきましょう。
形見分けで頂いた品物を処分する場合はどうすればいい?
形見分けで頂いた品物を処分したいと思った場合、どうやって処分すればいいかわからないですが
普通に処分しても差し支えありません。
言い方が乱暴になりますが燃えるゴミなら燃えるゴミの日に捨てる
資源ゴミになるのであれば資源ゴミとして捨てれば問題ありません。
形見で頂いた品物はこのように処分したほうが良いというような決まりはないのです。
ただ、気持ちの問題として普通のゴミとして捨てるのが忍びない場合は
お焚き上げをしているお寺や神社にお願いをすることも出来ます。
想いがある品物や魂が宿ると言われている品物を礼を尽くして浄火し供養することです。
ものすごく簡単に言うと燃やすことです。
神社やお寺によってはお焚き上げを行ってない所もありますし
形見がビニール製品等の場合は地域の条例で燃やせないということもあります。
故人のお葬式が執り行われた時の宗教や宗派を調べて
同じ宗教、宗派のお寺や神社等でお焚き上げをしてもらえば気持ちはかなり違うと思いますよ。
まとめ
形見はもらうといろいろと考えてしまいますが
個人的な考えで亡くなった故人の立場で考えてみると
「形見はほしいなら持っていって、いらなくなったら邪魔だろうから捨ててね。生きてるのはあなたなんだから」
と思うかなぁとも思いますよ。