甘くて美味しいし健康にも良いと言われているはちみつ
砂糖よりもカロリーが少なくいろいろな栄養素が含まれているので砂糖のかわりにはちみつを使うという人もいます。
ただ、中国産のはちみつは体に良くないというウワサがあるのも事実
今回は中国産のはちみつが体にわるいと言われている理由や国産のはちみつが高い理由などをお伝えします。
中国産のはちみつは体に悪い?
中国産のはちみつが体に悪いと言われたしたのは偽装問題が実際にあったからです。
2007年ぐらいのお話ですが水飴にはちみつの色を付けて香りづけではちみつを少し使っていた
というような事件がありました。
こういった事件以降中国産のはちみつは使わないほうが良いという声が増えてきたのです。
他にも農薬まみれという声があったり、はちみつに添加物を入れているというような声もあります。
では、今も同じようなことをしている中国産のはちみつはあるのか?というと
正確には作っている中国の養蜂家の人しかわかりません。
いろいろな物議が出ている中国産はちみつの安全性ですが
火のないところに煙は立たないとも言います。
中国の養蜂家の方全てがそうだ!とは言い切れませんが可能性的には0ではないということですね。
これは正確に純粋なはちみつとはいえません。
理由は純粋はちみつと表記しているルールがアバウトだから
純粋はちみつと記載していい決まりは精製蜂蜜を使わず、添加物を一切加えないものという制限しかないので
はちみつを加熱処理はしても構わないということになります。
はちみつは蜂が集めてきますが集めてきたばかりのはちみつは水分が多く含まれています。
水分が多いはちみつは蜂達が巣箱で羽を使ったり蜂自身の体内で水分を飛ばして糖度を上げていきます。
しかし、この蜂自身が自分で水分を飛ばすという作業はかなり時間がかかるので待ち時間で出荷が遅れます。
ではどうするか?というと水分が飛んでないはちみつを集めて人間が加熱処理をして糖度をあげるということが出来るのです。
こうなると人間の加熱処理で色も変わるし花の香りも飛んでしまう、はちみつの栄養も壊れたり変わってしまうということも考えられるようになるのです。
もちろんこれは国産でも同じことがある可能性もあります。
国産はちみつはなぜ高い?
養蜂家の人に話を聞いたり実際に見に行けばよくわかるのですがはちみつってめちゃくちゃ手間がかかります。
朝早くから起きて夜遅くまで仕事をし
蜂の巣箱を作ったり、スズメバチや鳥、蜘蛛等に襲われないようにしたり、病気になったミツバチがいないかチェックしたりしてはちみつを蜂に集めてもらうのですが、この時ミツバチがはちみつを集められるように花を植えたり花の手入れしたりと大忙し
さらに病気になったミツバチがいたら病気のミツバチがいる巣箱ごと捨てたりします。
他の巣箱に住んでいる蜂に病気が移らないようにするためです。
そうやって集めてもらったはちみつを精製するのもかなり時間がかかし手間です。
それだけ苦労して作ったはちみつがこの金額でいいの?ぐらいの手間がかかっているのがはちみつ
なのでどうしても高額にしないとやっていけないのです。
手間がかかる忙しい、作ったとしても高額になるので海外のものと価格競争は出来ないから売れない
そういった理由から日本の養蜂家は少なくなってきています。
冬になると巣箱のチェックや手入れは家族に任せて出稼ぎに行くという養蜂家さんの話も聞いたことがあります。
国産はちみつを買うならどこで買える?
スーパーに行ってはちみつの原産国を見るとよくわかるのですが100%国産と書かれてあるはちみつはかなり種類が少ないし
あったとしてもかなり高額です。
例えば中国産が800円ぐらいで買えるなら国産は2000円ぐらいしたりします。
国産はちみつがたくさん売れるなら取り扱うと思いますが毎日牛乳などのようにたくさん売れるものではありませんし
さらに高額、スーパーの立場から考えると国産はちみつをたくさん仕入れると在庫を抱えてしまうというリスクになりますし
同じ金額を使うなら安いはちみつのほうがたくさん仕入れられるということもあります。
国産はちみつを買いたい場合は直接ネットで注文するのが1番早いです。
最近は養蜂家の人達もネットショップを自分たちで作っていたり楽天やアマゾン、ヤフーなどでも出店しているお店はたくさんあります。
国産はちみつを買うならスーパーで探すよりもネットショップで探すほうが早いですし
直接養蜂家のホームページから買うことが出来れば安心感も違います。
まとめ
中国産のはちみつの安全性というのは作った人しかわかりませんが
昔ながらの方法ではちみつを作るのはものすごく手間ですし時間がかかります。
ではどうしてそんなに手間がかかるはちみつなのに中国産は安いのか?
もちろん中国の養蜂家も利益が出ないとやっていけません。
実はこういったところに答えがあるんじゃないでしょうか?