普段なんとなく飲んでいることが多い日本酒
あまり気にしないで飲むのとちょっと日本酒の違いを知って飲むのでは
味わい方も違うし楽しみ方もちょっと変わってきます。
今回は日本酒の違いについて簡単にお伝えします。
日本酒の純米酒や大吟醸の違い
日本酒は大きく分けて2種類
純米酒と本醸造酒と分かれます。
純米酒は米、米麹、水だけを使った日本酒本来の味が味わえるお酒で
本醸造酒は米、米麹、水、醸造アルコールが使われるお酒で醸造アルコールが使われる分だけ安く作ることが出来ます。
日本酒好きは日本酒本来の味が味わえる純米酒のほうを好む人が多く人気です。
次に純米酒や純米大吟醸という違いの差は磨きで変わってきます。
最初の段階でお米に「磨き」という作業をします。
磨きとはお米を削る作業で削れば削るほど味や口当たりが良くなると言われています。
でも磨けはその分だけお酒に使うお米の量が増えてしまうので値段が高くなります。
一般的に言われているのは
純米酒:30%お米を削る
純米吟醸:40%お米を削る
純米大吟醸:50%お米を削る
と言われています。
日本酒の裏のラベルには原材料名やアルコール度数が書かれていますが
この中に精米歩合という欄があり、ここにどれだけ磨いているか?ということが書かれてあります。
通なら知ってる熱燗の違いあれこれ
冷たいお酒を冷酒、温かいお酒を熱燗ということが多いし
居酒屋では「日本酒熱燗で!」というような声もありますが
実は温かいお酒のことは燗酒と言い熱燗というのは温度のことを意味します。
そしてこの燗酒にもいろいろな種類があります。
日向燗:30度前後
人肌燗:35度前後
ぬる燗:40度前後
上燗:45度前後
熱燗:50度前後
飛切燗:55度前後
実は熱燗というのは温度50度前後の燗酒
温度によって日本酒は味わいが変わるし、食事に合う合わないということも出てきます。
一般的には温かいお酒を熱燗と言いますが、いろいろな日本酒を扱っているお店ではこうやって温度調整までしてくれるお店もありますよ。
日本酒の保存方法は?
実は日本酒に賞味期限というものはありません。(1度開けたものは別)
沖縄では古酒(クースー)と言われる10年20年と長期保存し熟成させ味わい深いお酒にしているものもあるぐらいで
保管方法をしっかりすれば基本的に数年から数十年は腐らないで飲むことが出来ます。
冷蔵庫などの温度変化の少ない場所で温度を5度~10度ぐらいの間で保管してやると
長期保管が出来るようになります。
では保管したほうが味が良くなるのか?というとこれは完全に飲む人の好み
長期保管したほうが口当たりがまろやかになって美味しいという人もいれば
味が変わって美味しくないという人もいます。
長期保管して美味しくないと感じた時は料理酒などで使うこともできるので最後まで使い切ることも出来ます
熟成に興味がある人はお試しあれ!
ただ、一度フタを開けると酸化するので長期保管は出来なくなるのでご注意を
まとめ
普段なんとなく飲んでいることが多い日本酒ですが
ちょっと違いや意味がわかると作り方の違いの差がわかっておもしろいし
ますます日本酒に興味が湧いてきますよね。
今まであまり気にしなかった部分も違いがわかれば楽しくなってくると思いますよ。