女の子のお祭と言われているひな祭り
雛人形を嬉しそうに見ている子供を見るとカワイイなぁと思いますが
子供が男の子しかいなかったら「やりたいけど・・・う~ん」って考えますし
長女、長男と子供が男女別れていても
ひな祭りをすると長男が「僕も!僕のは?」ってせがんできて困ってしまうこともありますよね。
今回はひな祭りの男の子版についてお伝えします。
実は男の子だけにお祝いする行事ってあるんです。
ひな祭りと言えば雛人形なので男の子というイメージは無いですが
実はひな祭りには男の子をお祝いする行事はあります。
かなり地域性が高いのでマイナーかもしれませんが東海の静岡辺りでは「天神雛」と言われる3月3日に行われる行事があり
菅原道真公にあやかって勉強が出来ますように、立派な人物になれますようにと男の子をお祝いする行事です。
ひな人形と同じように天神雛を飾ってお祝いをします。
静岡以外でも菅原道真公をお祀りしている福岡の太宰府など、各地の天神様ゆかりの地などでも天神雛の時期にはいろいろなイベントが開催されています。
雛人形が流行りだしたのは江戸時代
現在の雛人形の形になったのは江戸時代中期から後期にかけてと言われていて
ではその前はどうだったのか?というと流し雛や人形の人形だけで禊をして川に流すというような風習だったようです。
これがだんだんと派手(?)になってきて現代の雛人形になる形になったのだとか・・・
ひな祭りの起源は男の子女の子という限定ではなく、老若男女全ての男女において人形が悪いことから身代わりになってくれる魔除けやお守りとして考えられていて厄払いとして行われていました。
食べ物など他に天神雛で違うことはある?
男の子の天神雛の場合だとひな祭りと違って何か食べ物や飲み物に違いはありそうですし
何か特別なことをするような感じもするのですが
悲しいことに何もありません。
もしかしたらと思って天神雛を制作販売しているお店にも問い合わせしてみましたが無いそうです。
菅原道真公は神様、神様にあやかっているものなのでどちらかというと神様にお願いすると言う形になります。
天神雛を菅原道真公として果物などのお供え物をすることはありますが男の子にこれといって何かするということは風習や慣習としては根付いていません。
でも逆を言えば決まりがないということはひな祭りと同じように雛あられを食べたり菱餅や甘酒を飲んでも差し支えないということにもなるので
是非女の子と同じように男の子も成長を祝ってあげてくださいということもお店の方が教えてくれましたよ。
まとめ
男の子の天神雛は東海や北陸、山口県の一部や福岡の一部で知られているお祭なのであまり有名ではありませんが
ひな祭りの時に男の子もお祝いできる行事
普段はひな祭りの時期は何もしない場合でも今年は天神雛でお祝いするということも良いかもしれないですね。