車検後にバッテリーが上がった!
急にバッテリーがあがると
車検の時に点検してるんじゃないの?って思いますし言ってくれれば交換したのに・・・
車検屋に対して本当に点検しているのか不安が出てきますよね。
今回は元車屋の整備士の言い訳(?)ではないですが
どうして車検後にバッテリーが上がることがあるのか?をお伝えします。
車検でバッテリーの寿命はわからない
いきなり結論からですがバッテリーの寿命は車検で点検してもわかりません。
もちろんバッテリーの電力を調べる機械でチェックはするのですが
チェックは現段階でのチェック結果なので
チェックしたときは問題なかったけど一週間、二週間後にいきなり寿命が来た!
なんてことも普通にあるんです。
言い訳臭いなぁ・・・・と感じると思いますが
最近のバッテリーはかな~り進化していて
ゆっくり弱くなって来るというよりも
寿命ギリギリまで性能を維持しようと頑張る
というような高性能なのでチェックした時は問題なくても
数週間後にエンジンがかからなくなるということもあります。
もちろん電力をチェックして問題がなくても
- 交換してから数年が経っている
- 見た目が見るからに怪しい
点検時にバッテリーの中にあるバッテリー液などが少なくなっているなど見つければ補充もします。
しかしだからといってバッテリーがどのぐらい持つのか?という正確な数字は誰にもわからないというのが現状です。
今チェックして電力があったとしても寿命は誰にもわからないというのと同じような感じです。
お客様の立場を考えると
でもですね、なんとなくですが「このバッテリー怪しいな・・・」というのを感じることはあります。
お店の方針によって変わると思いますが、だからといって交換しましょう!というのはなかなか言えないのです。
例えばですが
お店⇒怪しいと感じたので交換しましょう!
お客さん⇒怪しいだけで交換って何?
ってなりますし、お客さんの立場からすれば車検は少しでも安くしたいのが本音です。
私だって車検は少しでも費用を抑えたいですもの・・・
10円20円ならまだしもバッテリー交換は5000円ぐらいは普通にするので
お金を払う方からすれば気になると思います。
なので「そろそろ寿命かな?と感じるのですがどうしますか?」とお客さんに聞くこともあれば
「まあ・・・大丈夫か・・・」とスルーしてしまうこともあります。
自分で出来る簡単なバッテリーチェック方法
目安になりますが自分でも簡単に出来るバッテリーチェック方法は朝イチのエンジン始動時にエンジンの掛かりがいつもより遅いと感じた時が交換時期です。
もちろん他の部品の故障かもしれないという可能性は否定出来ないのでディーラーに行って点検してもらうのもアリですが
バッテリーだけで考えればエンジンの掛かりが悪い⇒バッテリーの電力弱まっているとなります。
特に車検後ならエンジン周りは点検しているはずなのでバッテリーの寿命が怪しいかなと・・・
バッテリーは速ければ一瞬といえるぐらいで故障します。
特に寒い冬などは朝のエンジンの掛かりが悪いと感じたら夕方にはバッテリーがあがっていたなんてこともザラなので
かかりが悪いと感じたら交換を考えるのがベストだと思います。
まとめ
車検時にバッテリーチェックをしても完璧にはわからないことが多いし
整備側からすればお金がかかるから怪しいと感じても言いにくいこともあります。
もしバッテリーなども車検時に完璧に!ということなら車検時に「怪しいと思った箇所は交換して下さい。」と伝えておけば
バッテリーが怪しいなら電話がかかってきて「交換しますか?」とアドバイスがもらいやすいと思います。