テレビやラジオ、ネットなどでも
健康のためにはバランスの取れた食事を・・・
バランスの良い食事をして・・・
なんてよく聞きますが、じゃあバランスの取れた食事って何?って思いますし
野菜中心にすればいいのかな?ぐらいしかすぐに思い浮かぶことって無いですよね。
じゃあバランスの良い、取れた食事っていったいどんなものなのか?
不思議に思ったのでかかりつけの病院の先生にも聞いてみたことも含めてお伝えします。
一般的に言われるバランスの取れた食事とは
まず一般的に言われるバランスの取れた食事とは
1:主食
2:主菜
3:副菜
この3つを取り入れたメニューのこと
よく聞くのが一汁三菜
これは汁物を一つ、主食になるご飯を一つ、それに3つのおかずを取り入れましょうということのようです。
栄養の取り入れ方としては
主食でメインになるエネルギーを取り入れて主食では取り入れることが出来ないタンパク質や脂質、ビタミンやミネラルを主菜や副菜で取り入れましょうということです。
具体的には
主食:お米やパン、パスタなどの麺類
主菜:肉、魚、卵や大豆
副菜:野菜やキノコ、海草などを中心に作られるもの
です。
この他にも副副菜として果物が入ることもあり
これらのオカズを主菜に取り入れて食べるようにするとバランスの取れた食事になります。
もちろんご飯が9割他のもの全てで1割などといった極端な配分ではないのでご注意を!
参考までにどういったメニューがバランスの取れた食事なのか?ということは農林水産省のホームページで具体例が解説されてました。
⇒農林水産省が発表しているバランスの取れた食事例
ではバランスの取れた食事なら健康なのか?というと
じゃあバランスの取れた食事なら健康なのか?というとそれはケースバイケースのようです。
厳密に言うとあれは本当のようでウソのような感じ・・・と言うような回答でした。
もちろん偏った食事よりも一般的に言われるバランスの取れた食事をするほうが栄養面から考えて健康な体になる可能性があるのは間違いないそうですが
あくまでも可能性の話のようで100%全員がそういった食事をすれば健康になるのか?と聞かれれば違うそうです。
例えば胃腸が弱っている人にいきなりバランスの取れた食事をさせようとしても胃に負担がかかることもあるし
病気によっては今は控えたほうが良い食事もあります。
もちろん年齢によっても食事メニューは変わります。
「バランスの取れた食事が全ての患者さんに良いなら入院している人は全員同じメニューになってしまうよ?」
と苦笑してました。
バランスの取れた食事を意識するときは何か体に症状が出て困っていることが多いので
そういったときには医師に相談して今積極的に体に入れてほしい栄養などを相談するのが確実だよとのこと
あくまでもバランスの取れた食事とは健康な状態を維持するために考えられているメニューの1つに過ぎないので
年齢によって変わってくるし体調によっても変わってくるのでテレビとかで言われるバランスの取れた食事とは
万人に効果的なメニューなんて無いのでただの方便の1つとも考えられるみたいです。
意識したほうが良いこと
栄養は体の状態によって人それぞれですが
今日からバランスの取れた食事をしようと思った時に意識することは
- 冷たい食事よりも温かいものにする
- 消化しやすいものを選ぶ
- 副菜のメニューを増やす
正直おかずのメニューを増やすのは料理を作る人からすればめんど・・・いえ、大変ですが
1つで多いおかずよりも量は少しで種類が多いおかずのほうがたくさんの栄養が摂りやすく結果的にバランスが取りやすくなります。
まとめ
バランスの取れた食事は確かに大切だと思いますが今自分の体に必要な栄養は何か?どういったものを積極的に食べるようにすれば良いのか?
困っている症状に合わせて食べ物を選んでからバランスの良い食事を意識するほうが自分の体にあった1番の食事が選べるようになると思います。