雛人形を買い替えようかな・・・
子供が大きくなってきたり、引っ越ししたり、雛人形が傷んでしまったり
理由は様々ですが雛人形を買い替えようと思ったとしても普通に買い替えるだけだと縁起が悪そうだし
今まで毎年楽しませてくれた愛着もあるので「お人形に悲しいことなのかな?」と抵抗が出てしまいます。
今回は雛人形の買い替えについて江戸時代から続いている人形の久月さんなどにもいろいろと聞いてみたことも含めてお伝えします。
雛人形の意味とは
まず雛人形、お雛様の人形自体の意味は人形を持っている女の子のお守りという意味
災いが降りかからないように、降りかかりそうになった場合、女の子に変わって人形が代わりに受けてくれるという意味があります。
そしてお雛様の他にお内裏様や五人囃子、右大臣や左大臣がいるのは持ち主の女の子の将来にこのような素晴らしい幸せが訪れますようにという願いが込められています。
お守り代わり、将来の願いを込めてという意味なので買い替えると縁起が悪いと感じたり、人にあげるというのもあまりよろしくないということなんです。
買い替えると縁起が悪い?
では実際に買い替えると縁起が悪いのか?
あ~だこ~だと考えるよりもプロに聞いたほうが早いと思ったのでプロに聞いてみました。
人形と言えば江戸時代から続く老舗の久月さんに行って実際に聞いてみると
買い替えに対しては全く問題ないそうです。
(拍子抜けしましたが・・・)
買い替えたらいけないという昔ながらのしきたりのようなものもないし
買い替えると災を呼び寄せるというような話もまったくないそうです。
買い替えたら処分の仕方に決まりは?
そして買い替える時に悩むのが雛人形の処分方法ですがこれも一緒に聞いてみると
極端な話を言えば自治体の処分方法に沿って処分しても何も差し支えないそうです。
処分の方法というのにもこれといった決まりは無いとのこと
ただ、人形だしお守りだしただ捨てるだけでは忍びないという場合には神社でお焚きあげをしてもらうということも出来るそうです。
人形のお焚きあげは神社によって行ってくれたりしなかったりしますが
例えば明治神宮では毎年10月になると人形供養というお焚きあげを行っています。
近くに人形供養を行ってくれる神社がない場合は人形供養代行を行ってくれるサービスもあります。
ネットで申し込みできるのでお願いするのもアリ
⇒人形供養を行ってくれる日本人形協会
ちなみに久月さんでも同じように人形供養のサービスをしていて
毎年明治神宮で行われる人形供養まで保管して開催時に持っていってくれるそうです。
まとめ
雛人形を買い替えようと思うと抵抗がありますが買い替えること自体、悪いことではありません。
買い替えるときは「今まで守ってくれてありがとう」
思いながら人形供養に出すのが良いのではないかと思います。
ちなみにですが雛人形は修理も出来ます!修理できないからという理由からなら雛人形を扱っているお店に相談してみるのもオススメですよ。