慣らし運転はやったほうがいい?やり方の目安や注意点

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最近は昔ほど聞かなくなってきた慣らし運転

新車で購入した車やバイクを慣らし運転すると良いということなのですが
この慣らし運転賛否両論でやったほうが良いやらなくても問題ないという意見にわかれます。

あくまでも個人的な意見になりますが
今回は慣らし運転について、カーディーラーでの整備士で新車をバイク、車と何台か乗って慣らし運転をしたことのある者からお伝えします。

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慣らし運転はいる?いらない?バイクだと?

車やバイクの慣らし運転はいるかいらないか?
意見は別れますが個人的にはどれだけその車やバイクに乗りますか?

ということで別れます。

例えば3年~5年ぐらい、走行は3万キロ~5万キロで乗り換えるという人なら必要ないと思いますし
逆にどれだけのるかわからない、大切にしたいという人には必要です。

そもそも慣らし運転というのは出来上がっている車やバイクの部品
エンジンやミッション、サスペンションなど、車両についている部品を実際に動かしてすり合わせる作業です。
このすり合わせをすることによって最終的にエンジンやミッションなどがスムーズに動くようになるわけです。

部品を作る技術は発達してきているし、完成部品の検査も発達してきているので大きな誤差はありませんが
部品を作る場所は全て違う場所で作られてきて一箇所でエンジンやミッションとして組み上げられるので
パーツ単品で造られた場所の温度、湿度や環境によって部品の精度は見た目ではわからない部分でズレてきます。

さらに部品には公差というものがあり
ここからここまでの誤差は問題ないという基準があります。

極端な例ですが、-10ミリ~+10ミリまで基準値内とした場合
左右同じ部品を付けるというような部品で誤差ギリギリまで違うと
約20ミリ違うということになるので大きな違いにもなりますし

金属にはどうしても目に見えないバリのようなものもあります。

これを慣らし運転ですり合わせることによって
スムーズに吹け上げるエンジン、壊れにくいエンジン、車両になっていくというわけです。

ただし数年や数万キロで買い替えるという場合だと別に慣らし運転をしなかったからというのが原因で壊れるということもないので
どれだけ乗るの?ということで考えてみるのが良いと思います。

慣らし運転のやり方は?

まず、慣らし運転のやり方の目安ですが
購入した時についてくる車やバイクの取扱説明書に書かれてあることがあります。
書かれてある場合は取扱説明書の通りにやってあげれば大丈夫です。

ただ、説明書に書かれてないけど慣らし運転をしたいという場合
個人的なやり方になりますが参考程度にお伝えします。

車の場合

車の慣らし運転は3000キロが目安
1000キロまではエンジンの回転数を目標2000回転以下、多くても3000回転以下で走ります。

1000キロになったらオイル交換、オイルフィルター交換
交換後は3000回転以下で走り、オイル、オイルフィルターを1000キロごとに交換し3000キロになったらオイルとオイルフィルターを交換して終了

慣らし運転終了時、ATの場合はATオイル、MTの場合はMTオイル、デフオイルなど他のオイル類を交換する

バイクの場合

バイクの場合は走行スピードを55キロ~60キロ以下(原付きの場合だと30キロ以下)
MTの場合は4000回転~5000回転の間を目安に車両によって変わる。

これで走行距離が1000キロになるまで走ります。
オイル交換は300キロ、オイルフィルターが付いているバイクだとこの時にフィルターも交換

残り700キロを走ってオイル交換とオイルフィルターを交換して終了

慣らし運転終了時にギヤオイルなども交換する

慣らし運転の注意点は

慣らし運転の注意点はスピードです。

車だと夜に高速に上がって左車線をのんびり走れば
スピードは80キロぐらいにはなるので(軽自動車を除く)のんびり運転すれば良いですが
それでも3000キロと鬼のように長い道のり、ついついスピードを出してしまいやすくなります。

バイクだと高速に上がれるスピードにはならないので基本下道
のんびり走っていると渋滞になることもあるし、左側によれば車の追い抜きだらけでイライラします。

とにかくスピードが上がりやすいので慣らしが終わるまではとにかく忍耐です。

まとめ

慣らし運転というとエンジンだけが注目されがちですが
ミッション、サスペンション、ブレーキ、タイヤなどなど

総合的にすり合わせることによって本来の性能を引き出してやることが出来ます。

正直ほんっと~に面倒くさい作業なのですが
長い間乗る予定ならやっておいて損はない作業です。

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