バイク用のプロテクターは事故した時のことを考えると装着したほうが良いのはわかっているけど
実際にどのぐらいの効果があるのか?というのがわかりにくいし
買うとなると値段も高いので装着した方がいい部分から付けていきたいというのもあります。
今回はプロテクターの効果や警視庁が発表している事故時の怪我部位などについてお伝えします。
バイク用プロテクターの効果は?意味はある?
「本当にバイク用プロテクターは効果があるのか?」
「実は見た目だけじゃないの?」
プロテクターはどちらかというと見た目がゴツいので効果ありそうですが
見掛け倒し的なことがあるんじゃ・・・って想像もしちゃいますが
プロテクターがレースの世界で装着されていることを考えれば効果絶大というのはわかります。
例えばこの動画ですがプロのレーサーが当たり前のようにレース中に転倒しています。
かなり激しい転倒ですが驚くのが動画の最後でたくさんのレーサーが当たり前のように立ち上がるシーン
正直ゾンビかよ!って思うぐらい普通に立ち上がってくるのはコケ方もありますが
プロテクターを装備しているからという理由は外せません。
さらにバイクレース最高峰と言われるモトGPではレース開始直後の1コーナー目はコント?と思えるぐらい当たり前のようにコケて
コケた後、さあもう一回!って言わんばかりに立ち上がって再びレースに復帰する姿が当たり前のようにあります。
レーサーがゾンビ!じゃなくて
プロテクターで体をしっかり守っているから出来るというわけがハッキリわかると思います。
警視庁が発表した事故時のダメージ部位や装着率
警視庁が公式で発表している事故死者損傷部位データでは
頭部:46.6%
胸部:26.5%
顎部:9.0%
腹部:7.6%
腰部:3.0%
脚部:1.7%
と続きます。
高いのはまず頭なのでヘルメットで高性能のものを用意するのは必至です。
次に続くのは胸、ここを守るならプロテクターが必要になりますし、実際に警視庁も胸部を守るプロテクター着用を推奨しています。
顎はフルフェイスタイプのヘルメットを着用すれば安全性がグッと高まるはずです。
では死亡ではなく怪我をする部位はどうか?というと
同じく警視庁のデータでは
脚部:36.5%
腕部:21.9%
顎部:15.3%
腰部:7.8%
胸部:7.0%
となっています。
脚や腕、腰はプロテクターでの保護
顎はフルフェイスヘルメットでしかガードできません。
実際のプロテクター装着率はどのぐらい?
バイク運転手(原付き含む)のプロテクター装着率は約7.2%
10人に9人はプロテクターを付けてないというのが現実なのですが
付けてない理由は
着用するのが面倒:47.0%
値段が高い:27.4%
かっこ悪い:3.7%
プロテクターを知らない:11.1%
という結果になっています。
めんどくさいからカッコ悪いから高いからという理由で
事故した時に取り返しの付かないことになるかもよ?
という現実
確かに事故してもプロテクターがあっても助からないかもしれないということもあります。
ただ、事故を経験している管理人から言わせてもらうと
プロテクターがあったから助かりました。
ということがあるのも事実なのでこの記事を読んでいる方には着用を本当にオススメします。
プロテクターはどこまで付ければ?
プロテクターの種類はかなり豊富でいろいろなタイプのものがありますが
そうなると「どこまで付ければいいのよ?」って逆になると思います。
実際、フルフェイスヘルメットと胸部プロテクターは必至として
他に考えるのは腕や脚、手、次に腰やお尻周り、首周りなどが良いと思いますが。
正直ここから先は好みかなと
理由は全身プロテクターを装着してみたらわかるのですが
逆に動きづらいというのもあるので気軽にバイクを乗って楽しむということが出来なくなるということにもなるかもしれません。
もちろん全身プロテクターというのは本当に良いと思います。
でもやりすぎると
そこまで安全性を気にするなら車に乗ったら?と思えてくるし
バイクに乗るためにプロテクターするはずなのにプロテクター付けるためにバイク乗ってる?と感じてしまったり
あくまでも個人的な意見になりますがフルフェイスヘルメット装着前提として
胸
背中
腕
肩
脚
手
ここまで付けておけばとりあえずは十分かなと思います。
まとめ
安全性を高めるということでプロテクターの装着はオススメですが
タダで出来て安全に繋がる方法で法定速度を守って安全運転というのが誰でも今日からタダで出来てお得だと思います。
安全運転とプロテクター、両方を身につければ自分で事故をして怪我をするというのはほとんど無くなると思いますよ。
(相手からブツケられたら別なので気をつけて、そのためのプロテクターでもありますので)