土用丑の日と言えばうなぎを食べるというのが一般的ですし普及しています。
コンビニでもキャンペーンをやっていて予約がありますし、デパートでもチラシを見かけますよね。
でもどうしてわざわざ土用丑の日の日にうなぎを食べるというのが習慣化しているのか?
土用丑の日にうなぎ以外の食べ物を食べるというようなことはないのか?
土用丑の日の日時からうなぎのことまで調べてみました。
土用丑の日うなぎの理由は?
土用丑の日がなぜうなぎを食べる日になったのかというエピソードで有名なのがエレキテルを発明したと言われている平賀源内が言い出したと言われています。
夏の暑い日に「うなぎが売れないと」うなぎ屋が平賀源内に相談したところ
「本日、土用丑の日」
という張り紙を張り出したところ流行りものが気になる江戸っ子が張り紙を見て足を止め
足を止めた江戸っ子にうなぎ屋が平賀源内の謳い文句を使ったそうです。そうしたらそのうなぎ屋は大繁盛
その後、他のうなぎ屋もマネをし始めていつのまにやら土用丑の日はうなぎの日という風習が定着していったそうです。
土用丑の日うなぎ以外に食べるものは?
土用丑の日と言えばうなぎですが、本来は土用丑の日にちなんでウと名前がつくものを食べて無病息災を祈願するというのがそもそもの話です。
夏の土用は7月20日頃から8月6日ぐらいまでで夏の暑い時期です。なので暑い夏を乗り切るために夏バテ対策として体にいいものを食べるというのが本来の風習でした。
なのでうなぎ以外にも
- 梅干し
- 胡瓜(キュウリ)
- 西瓜(スイカ)
- 南瓜(かぼちゃ)
- 冬瓜(とうがん)
といったウが付く食べ物を食べるのがあまり有名ではありませんが習わしのようです。
梅干しは夏バテの食欲増進、キュウリやスイカは水分補給、かぼちゃやとうがんは栄養補給といったところ
ただ、暑い夏の日にうなぎを食べて精力をつけるというのはウの付く食べ物の中では一番効果的なのかもしれないですね。
うなぎは夏バテ予防に良いとされるビタミンを豊富に含んでいるので夏バテ対策にピッタリです。
冬の土用丑の日のうなぎのほうがおいしい?
うなぎといえば土用丑の日の夏に食べるというのがイメージにありますが、実はうなぎの旬といえば冬
冬のうなぎは寒い冬を乗り越えるために脂肪をたくさん蓄えるので脂がぷりっぷりに乗っていて身もとても柔らかくおいしい
実はうなぎの1番おいしい時期は冬なんです。
土用丑の日というのは夏ですが、実は冬にも土用丑の日はあります
夏は夏バテ対策として土用丑の日に食べ、冬の土用丑の日にはうなぎの味を楽しむために食べるというのも良いかもしれないですね。
まとめ
土用丑の日は夏に1日というのがイメージ的に強いですが実は夏の土用丑の日はその年によって変わりますが2日あります。
ここ最近の夏の土用丑の日と言えば
西暦 | 丑の日 | 二の丑 |
2015年 | 7月24日 | 8月5日 |
2016年 | 7月30日 | 無し |
2017年 | 7月25日 | 8月6日 |
2018年 | 7月20日 | 8月1日 |
2019年 | 7月27日 | 無し |
のようです。
夏バテ対策として土用丑の日にうなぎを食べるというのも良いですが、猛暑の気分転換としてうなぎを食べてみるのも良いかもですね。
ただ、ちょっと気になるのは
もし、平賀源内にうなぎ屋さんが相談したのではなくて、モツ鍋屋さんとかが相談していたら土用丑の日はモツ鍋になっていたんでしょうかね?
ちょっとキッカケが変わるだけで私達が土用丑の日に食べているものが変わっていたかも?しれないですね。