喪中のときにあるお彼岸
お彼岸は毎年お墓参りをする時ですが喪中のときにはお墓参りしても良いのか?
喪中というのはなかなか無いし、無い方がいいものだし経験が少ないのでどうすればいいのか気になりますよね。
今回は喪中の時のお彼岸についてお伝えします。
そもそもお彼岸って何?
地方によって小さな違いはありますし習慣でも変わってきますがお彼岸を簡単に言うと
仏壇の掃除やお墓参りをしてご先祖様を供養する期間
という意味です。
ちなみにお彼岸は年に2回ほどあり
毎年日にちは若干ずれますが
だいたい春分の日と秋分の日の前後一週間ぐらいをお彼岸になります。
喪中でもお彼岸にお墓参りしてもいい?
では、お彼岸にお墓参りしても良いのか?というとお墓参りしても差し支えないと考えられています。
言葉が乱暴にはなりますが例えば
祖父が亡くなった年、お彼岸に亡くなっている祖母のお墓参りしても問題ないですし
父が亡くなった年にその父のお墓参りしても問題ありません。
ただし亡くなった故人が49日を明けてない場合は少し話が変わります。
49日の間はまだ故人があの世に行っていない、仏になる旅をしている途中なので正確にはまだお墓にいないということになります。
地域や考え方でまちまちですが、まだ家にいるという考えもあれば、あの世とこの世を行き来しているという考えもあります。
なので49日以内にお彼岸になったとしたらお墓にはまだ誰もいないということになるんですね。
逆に亡くなった父が49日中だったとしてもすでに亡くなっている祖父のお墓参りしても差し支えはありません。
喪中の間はお彼岸にお墓参りしたらマズイ?と考えてしまうワケ
これは諸説様々なのですが1番しっくり来るのが神社とお寺が混同してしまっているのではないか?という考えがあります。
神社の場合は死は穢れ(けがれ)と考えられていて良い物として捉えられません。
なので神社で毎年行われる初詣は喪中の期間中は控えたり新年明けましておめでとうございますという年賀状なども送りません。
これがお寺の場合だと死は仏様になるということなので穢れとして考えられるということはなく
悪い意味で捉えるということありません。
お墓はお寺、仏教になるので八百万の神様を祀る神社とは違います。
日本はお寺と神社が混同しやすいので神社の考え方とお寺の考え方がごちゃごちゃになってしまったのではないか?ということが考えられるそうですよ。
まとめ
お彼岸は毎年のことなので何もなければ気になりませんが喪中だと考えちゃいます。
ただ、喪中と言えども49日だけ意識しておけば問題ないしお墓参りしても大丈夫
お墓参りしてご先祖様を供養してくださいね。