日本でピザといえば宅配ピザ
日本ではピザをよく食べるということは無いですがアメリカではピザが国民食と言われるぐらい愛されている食べ物
ピザといえば本場はイタリアというイメージですが実はイタリアよりもアメリカの方がピザの消費量は多いし普通に食べられています。
今の日本にあるピザも元々はイタリアではなくアメリカから入ってきたピザがほとんど
今回はこのピザの歴史やイタリアピザとアメリカピザの違いなどに焦点を当ててみます。
ピザの歴史はお皿だった?
ピザはイタリアの食べもの!というイメージがありますが正確にどこがピザの発祥か?ということは定かではありません。
10人いれば10人ともに発祥の地はバラバラというぐらいわかってないのです、しかもピザはもともとお皿代わりとして作られていた食べ物で
ピザの上に具材を置いて焼く、焼きあがったピザの上におかずを置いて食べるというような食べ方で庶民の食べ物でした。
現代のピザのようにトマトソースやチーズがかけられているピザではなかったのです。
最近のピザの形になったのは16世紀頃、アンデスにあるトマトがスペイン人に発見されてからになります。
それから誰がやりだしたのかはハッキリとしていませんがピザやパンの上にトマトを乗せるようになったのがピザの原型になるキッカケでした。
そこから料理人が現在のマルガリータピザを王女に差し出したところおいしいと気に入って虜になったとか
その形のピザはマルガリータと名付けられました。
そしてマルガリータピザがキッカケでピザにはトマトやチーズを使うという原型にもなったと言われています。
ここからみんなが知っているピザが始まっていきます。
アメリカピザとイタリアンピザの決定的な違いは何?
イタリアのピザとアメリカのピザ
細かく言えばチーズやトマトなどの食材から違いますが決定的に違うのは焼き窯
イタリアのピザは薪をつかうレンガで作られた焼き窯が一般的ですがアメリカのピザは石炭をを使ったパン焼きの窯
イタリアのピザは生地がパリっとしてピンと貼っていますがアメリカのピザはふわっとして生地が垂れ下がります。
石炭を使う窯はピザと燃料の石炭が入る部屋が違います、しかし薪を入れる窯は一緒
生地の練り方や小麦の原産地も違いますが大きな違いは窯と生地です。
ピザ宅配は高い!最近の宅配ピザの取り組み事情
アメリカやイタリアではかなり安く売られているピザ
日本でもファミリーレストランなどではかなり安く食べれるようになってきましたが宅配ピザだけは高い
実は宅配ピザ屋さんもそれはわかっているのでさまざまな取組みが行われ始めています。
例えば
- テイクアウトなら2枚目は無料
- テイクアウトなら半額より
- 宅配で頼んだ時にもらえるチラシでお店独自のクーポン券がついている
- ネットで頼むと◯◯%オフ
- メルマガ会員になるとお得情報がある
等など
いろいろな方法を使って定価より安く提供出来る方法があります。
ということは宅配ピザ屋さん側も定価では高いので売りにくい、売れないということはわかっているのです。
ここからは憶測になりますが商売の鉄則も踏まえて考えられるのが
値下げは簡単だが値上げをするのはすごく難しいのでクーポンなどで値下げをしている
テイクアウトなら安いということにしてピザ自体は驚くほど高くない、宅配代金がかかるから高いということを無言で訴えている
そもそも値下げしてもアピール自体が難しい、チラシで値下げをアピールしても反応が取りにくいのでやる意味があまりない
定価を高めに設定してクーポンで安くしたほうがお得感を感じられるので注文に結びつきやすい
というようなことが考えられます。
宅配ピザの定価は1枚2000円~3000円前後、これだけの金額なら他にもお寿司やステーキ、天ぷら等いろいろなごちそうが食べれる値段
日本はピザを普通に食べるということが定着してないので顧客は少ないのでしょうがなんとかもう少しお手軽な金額になってほしいものですね。
まとめ
ピザの発祥といえばイタリアでしょ!というイメージですが実はイタリアということはハッキリとしてないしマルガリータ王女がピザが食べたいと言わなければスペインやオランダ等の他の国が発祥というイメージになっていたかもしれないピザ
アメリカでもピザといえばシカゴピザやニューヨークピザといった場所によっていろいろなピザが生まれています。
日本でいうところのラーメンのように発祥は中国だけど日本で独自の進化をしたような感じなのがアメリカのピザといえるかもしれないですね。