「い~しやぁきいも~」という声が流れながら回ってくる石焼き芋屋さん
秋になって流れてくると季節感を感じるし食べるととにかくおいしい!
でも石焼き芋屋さんが売っている焼き芋は食べると太る!というイメージが強いし食べ過ぎ注意のような気が
今回はこのさつまいもに焦点をあててみます
実はさつまいもってダイエットにもピッタリだし妊婦さんや離乳食にも最適なんです
さつまいもはダイエットに良いって本当?さつまいもの栄養素
さつまいも100gに含まれるカロリーは132カロリー
そして100gの中に入っている豊富な栄養素は
- ビタミンC、Eを筆頭にビタミン類
- 食物繊維
- 葉酸
- 炭水化物
- カリウム
- カルシウムやマグネシウム
等が含まれています。
ビタミンはさつまいものデンプンに守られているので熱しても壊れにくいのでさつまいもを蒸かしたり焼いたりして食べてもビタミンは残っています。
さらにさつまいもに含まれる食物繊維は芋の中でもかなり多く腸の動きを活発化させて悪玉菌を排出しやすくする効果もあります。
他にもヤンピンという成分もさつまいもには含まれていてこの成分も食物繊維と一緒に排便を促す効果があるのです。
便秘気味の人にはピッタリだし腸内の悪玉菌を減らすということは腸内環境が良くなるのでデトックス効果もあります。
さらにはカリウムも豊富に含まれているので利尿作用もあり、むくみ対策としても効果的
さつまいもダイエットは主食のご飯をさつまいもに変えてご飯を食べないようにしましょうというダイエット方法
白米には炭水化物が多く、炭水化物は体内で糖分になるので毎日のカロリー消費量より多く食べ物を食べると体に備蓄されていきます。
実はちょっと意外なのですが、さつまいものカロリーは白米やパンより低め
そして体内で糖分に変化する炭水化物も含まれていますがクロロゲン酸という成分もさつまいもには入っていてこの成分が糖分の吸収を抑える動きをします。
さつまいもは大学芋などにして食べると甘くなりカロリーが増えますが、さつまいも自体にはカロリーが少ないんです。
栄養豊富で美容にも効果的なのでにきびやむくみ等をしにくくカロリーが抑えられるので痩せられるという良いことだらけのダイエット方法がさつまいもダイエットです。
さつまいもの栄養は妊婦さんに良いと言われる理由とは・・・
さつまいもが妊婦さんに良いと言われるのは栄養素に含まれている葉酸
実はこの葉酸が少ないと胎児が神経管閉鎖障害になる可能性があるのです。
神経管閉鎖障害を簡単に言えば運動障害や言語障害、排泄障害などの生まれつきという障害です。
最悪のケースだと無脳症という大脳が全くない状態やかなり小さな状態になり死産や流産ということにもつながることがわかっています。
厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準によると1日の推奨摂取量は
女性の推奨量:240μg
妊婦さんの推奨量:440μg
授乳婦さんの推奨量:340μg
となっています。(μgは1グラムの百万分の1グラムです)
妊娠してもすぐにはわかりにくいので妊娠を計画していたり妊娠した可能性がある場合は葉酸を多めに摂取するのが基本
理由は中枢神経が作られ始めるのは受精後から約1週目から2週目、この時から葉酸は使われるようになります。
ただ、「じゃあとにかくたくさん摂ればいいの?」というとそうではなく1日の上限は1000μgとなっています。
そしてこの葉酸ですがさつまいもには豊富に含まれていて、さつまいも100グラムに対して約49μgの葉酸が含まれます。
妊婦さんや授乳婦さんには積極的に食べて葉酸を摂取できる便利な食べ物がさつまいもなんですね。
妊娠初期のつわりの時期だと食べたくても食べれない、食べても吐くということもあるので積極的に食べたいけど難しいと言う場合は葉酸のサプリメント等も販売されているのでそちらで摂取ということもアリですよ。
狭くなると赤ちゃんがお腹の中で動きにくくなるので便秘気味のお母さんにさつまいもはピッタリ
実際お母さんのお腹がスッキリすると赤ちゃんがココぞとばかりにお腹の中で動き出すということがよくあります。
さつまいもは離乳食にもピッタリ!そのワケは
赤ちゃんの離乳食にもさつまいもはピッタリ
その理由は栄養もありますが調理が簡単だし離乳食初期から最後まで使えるんです。
初期の場合は裏ごししたりしてスープ状にして与えることが出来るし、おかゆなどに柔らか目のさつまいもを入れて食べさせることも出来ます。
離乳食終わりの時期には焼き芋にしてあげることも出来るし蒸かし芋をそのまま与えることもOK
離乳食の基本は素材のみの味付けで与えるようになりますがさつまいもだと赤ちゃんも甘いものが好きなのか元気に食べてくれちゃうことがほとんどです。
焼いても良いし蒸かしても大丈夫、レンジでチンも大丈夫なさつまいも
最初から最後まで離乳食として使えるし便秘気味の赤ちゃんの場合は便秘対策としてもピッタリです。
まとめ
いいコトだらけのさつまいもですが悪いこともあります。
それはついつい食べ過ぎてしまいやすいということ
おいしいし栄養もあるならとパクパク食べているとやはりカロリーオーバーになるのはしょうがない部分です。
それと大学芋や芋けんぴなど加工するとどうしてもカロリーオーバーになりがち
ここだけ気をつければとても良い食べ物なのがさつまいもですよ。