過払い金実体験記、過払い請求の計算から今後のデメリットあれこれ

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テレビでも過払い請求のCMはかなり見かけるし電車に乗れば広告も出ている

過払い金の請求は合法だし何も恥ずかしいことはない当然の権利ということで法の番人と言われる弁護士も取り扱っています。

払ったお金が返ってくるなら嬉しいですよね。

ただ、本当に返ってくるのか?という不安もあるしなんかしんどそうというイメージも・・・

そこで今回、実際に管理人が8年ぐらい前に完済したローン会社3社から過払い金返還請求をした流れや実際にやってみてその間に弁護士に聞いたり調べたりして知ったことや、

やってみてどうだったのか?という実体験をお伝えします。

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過払い金って何?過払い金の計算はどうやる?自分でもできる?

法律用語とか書いていたら難しいので簡単に言うと

過払い金というのは利息制限法により定められている金利よりも多く支払った場合は支払った金利分を返してもらえるということを過払い請求や過払い金と言います。

利息制限法の上限は

借り入れ10万円未満の場合:年20%
借り入れ10万円以上100万円未満の場合:年18%
借り入れ100万円以上の場合:年15%

となっていて、数年前には150万円借りて金利が21%や50万円借りて金利が24%等が普通にありました。

こうなると利息制限法の上限を超えているので超えている分だけを返してもらう返還請求が出来ます。

自分が過払い金状態になっているかどうか調べる方法はどうやる?

過払い状態になっているかどうか?というのを正確に調べるには

過去に借り入れをした会社に「取引履歴」を照会請求をする必要があります。

取引履歴というのは過去に借り入れをしていたことが記録されているもので借り入れた本人が依頼をすれば取引会社は開示する義務があるのです。

流れとしては

1:借り入れをした会社に取引履歴を請求する

2:開示請求書という書類が送られてくるので必要な部分に記入をして返送

3:後日取引履歴が送られてくる

という流れ

取引履歴を送るということを借り入れた会社が拒否することは違法になるので断ることはできません

ただ弁護士などと違って個人でやる場合は舐めてかかってきて書類のやりとりを遅らせてくるということはありえますが・・・

取引履歴がとどいたら利息制限法に照らし合わせて金利計算をし、過払い状態になってないかどうかを調べることができます。

調べるのがめんどう・・・・と思う場合

お金が返ってくるなら嬉しいけどここまでやるのは正直めんどくさいという場合はあくまでも概算ですが調べる方法があります。

例えばこのサイト

⇒無料相談おしなり法律事務所

このサイトにある過払い金シュミレーターに入力をすればある程度はわかることも出来るし、そのまま無料で相談だけしてもう少し具体的なことを教えてもらうことも出来ます。

過払い金のデメリットや気になること!ブラックリストやクレジットカードが使えなくなるのは本当なのか?

過払い金はお金が返ってくるメリットがありますがもちろんデメリットもあります。

1つずつ書いていきます。

  • 過払い金を請求するとブラックリストに載るのか?
よく言われるブラックリストというリストは正確には存在しませんが信用情報機関という金融系の個人情報を取り扱う機関があります。

この信用情報機関に登録をされてしまいローンが組めなくなるということが起こるのですが過払い金を返してもらうことでそういったことは基本的にはありません。

過払い請求しても問題はないですし逆にブラックリストに載っている場合でも過払い請求も出来ます。

ただ、条件によって載る可能性があります。

1:完済がまだ終わってない
2:完済が終わってない状況で過払い請求してもまだ支払いが残る場合

この2つの条件が組み合わさると「債務整理」ということになりデータが登録される可能性があります。

債務整理を簡単に言うと「今の状態だと払えないので支払いを少なくして下さい」ということになります。

ただこれは個人で過払い請求をするのではなく弁護士等に相談して請求する場合は交渉ややり方などで回避できることもあるそうです。

  • クレジットカードは使えなくなる?
過払い請求してクレジットカードが使えなくなるのか?というと過払い金を請求した会社のカードは使えなくなることがほとんど

弁護士から聞いて知っていたのですが実際問題、管理人も過払い請求した会社のカードは使えなくなりました。

理由はブラックリストに載ったわけではないのですが、過払い請求した会社のデータに社内ブラックとして載ったから

借り入れ会社の立場からすれば「めんどくさいお客さん」ということになるので今後取引はしたくないという顧客になるようです。

なんでそんなことをするんだ!という気持ちもありますが、お金を貸す側からすれば今後は貸したくないという気持ちも当然なので仕方ないです。

ただ、信用情報機関には登録されないので過払い請求していない会社の新規カードは作ることは出来ますし別に困ることはそこまで無いです。

  • 弁護士と司法書士、もし過払い金の依頼するならどっちのほうがデメリットが無い?
頼むなら弁護士が便利、理由は司法書士だと金額の上限があり、140万円を超える過払い請求になる場合は依頼することが出来ないから

弁護士だと過払い請求金額の上限が無いので2度手間になることがないです。

  • 会社や家族にバレたりするか?
過払い請求をして会社にバレることはないです。

なぜなら会社に郵送で書面や電話がかかってくるということはないから

ただ、家族にバレる可能性はあります。

理由は郵送書類は家に届くので家族が同居していたらバレる可能性はあるし電話が自宅にかかった場合は家族が電話に出ることも考えられます。

でも、これは個人で過払い請求をする場合なので弁護士などに依頼する場合は話が別

弁護士が代理人になるので書類等のやり取りは全て弁護士を通して対応してくれます。郵送物や電話が直接届くということはありません。

  • 過払い金を請求するならどこに頼むのが良いのか?
弁護士や司法書士に依頼する場合は過払い請求の案件に詳しいか?詳しくないか?というのが1番重要

実は弁護士や司法書士にも得意分野があるので過払い請求をやったことがないなら時間がかかりますし交渉も不利になる可能性があります。

逆に何度もやっていて詳しい人なら仕事もスムーズ

料金は着手金と成功報酬、成功報酬は過払い請求の約20%が相場でこれはどの法律事務所もあまり大きくは変わりません。

過払い請求をする場合はいくつかの法律事務所に無料相談してみて自分が納得できる法律家に頼むのがベストです。

実際に過払い金をサラ金に返してもらうように弁護士にお願いしてみた実体験

ここからは実際に管理人が過払い請求してお金が振り込まれるまでの実体験をお伝えします。(長いです。)

過払い請求をするとお金が返ってくるということはテレビCMやラジオで知っていたので「まあ試しに」ということで無料相談してくれる法律事務所に電話しました。

最初は超有名なテレビCMに出ている某事務所にそのまま電話してみたのですがめちゃくちゃ事務的

代表電話に連絡すると内容を聞かれてすぐに担当部署に繋がれました。

担当部署での会話は「全てわかってます、私達も忙しいので必要なことだけを教えて下さい」

というような感じがヒシヒシと伝わってきて少し嫌な気分に・・・

実際に会って契約するかしないかを決める流れになるので必要な物を持ってきてほしいとのこと

必要な物は

過払い請求をするキャッシング会社のクレジットカードやキャッシングカード

契約書や月々の明細書

免許証等の身分証

とのこと

無いのであれば無くても構わないがあれば持ってきてほしいとのことでした。

事務所に来るなら予約をして来てほしいとのことで考えますと伝えて終わりました。

そのまま事務所に行く予約をしなかったのはあまりにも事務的で気分があまりよくなかったからという個人的な理由です。

その後、他にも過払い請求してくれる事務所はあるはずと思いインターネットを使っていろいろ探しました。

例えばこんな事務所とかですね。
⇒無料相談おしなり法律事務所

いくつかの法律事務所に連絡して信頼できそうだと思った弁護士事務所と契約しました。

契約時には弁護士と対面

あらかじめ取引明細とキャッシングカードなどがあれば持ってきてほしいということだったので持参

会った時に過払い請求の説明として

過払い請求をすると過払い請求した会社のカードは社内ブラック扱いになるので使えなくなると言う話はその時に説明され了承

弁護士に頼むと過払い請求する会社との書面や電話のやり取りは全て弁護士が代理人になるので過払い請求をする会社からの連絡はなく、弁護士からしか連絡は来ない

連絡や郵送書類を送るときには弁護士事務所の名前を入れた封筒を使ってもいいか?家族にバレてもいいのか?等のヒアリング

依頼する場合の料金の説明等がありました。

全て説明されて別にデメリットらしきものもなく、過払い金は弁護士からも詳細は調べてみないとわからないが過払い状態になっている可能性が高いということだったので依頼しました。

約2週間後に一度弁護士事務所から連絡があり

「3社合計で約130万の過払い金がありました。」

とのこと

必要であれば取引明細なども郵送するがどうするか?等と聞かれましたが別に何もいらないのでそのまま進めてほしいという旨を伝えて終わりです。

それから合計3社の過払い金の請求で全額戻ってくるかな~と思いなら待ってました。

そこから約3週間後に再び弁護士事務所から電話

「現在1社から過払い請求の返答が来たが、過払い金の70%返還で和解してもらえないか?」

ということが某社(A社とします。)からの正式な回答

「全額返還請求をすることもできるがその場合は最悪裁判をすることになるのでどうするか決めてほしい」

という電話でした。

裁判をする場合の手間やお金、時間などの説明をしてもらい「これは裁判をするほうがデメリットは大きいな」ということを感じたので和解で了承

これでA社への過払い請求は終わりました。

それからだいたい1ヶ月半ぐらいしてから次はB社の回答があったとことので弁護士事務所からの電話

内容は「4ヶ月後に全額返金でも構わないか?」ということ

全く問題ないので和解案に了承しB社も終わり

最後のC社は約2ヶ月後

内容が少し変わっていて

「7割返還ならすぐに行うが全額の場合は11か月後なら行う、どちらがいいか?」という和解案でした。

すぐに必要なお金ではないので11か月後に全額で了承し終わり

これで管理人の過払い金請求は終わりました。

やってみてわかったこと

わかったのは2つ

まず1つ目ですがお金を貸してくれるサラ金会社はかなり足元を見てるんだなということが伝わってきました。

例えばC社の11ヶ月後なら全額返還ということは「どうせ過払い金請求するやつはお金ないだろうからすぐにほしいのでしょう?返さないとは言わないから値引きしてくれ!」

というような雰囲気が伝わってきましたし弁護士に確認した所、すぐにほしいから7割で!という人も多いそうです。

返さないということは違法になるし裁判をやっても負けるからやらないけど

「なるべく返したくないというのが本音」のようで、弁護士を通した場合は和解案がほとんどのようです。

ちなみに弁護士に頼まないで1人で過払い金の請求はできますが、そうなるとサラ金会社は平気で裁判をしてくるとのこと

裁判まで持ち込めば諦める人も多いそうで裁判になってから弁護士事務所に過払い金の依頼をしてくる人もたくさんいますとのことでした。

次に2つ目

個人で裁判をしたとしても弁護士に依頼したとしてもお金はすぐに手元には来ないということ

裁判の場合は数ヶ月はかかるので判決が出るまでは請求は出来ません。裁判が長引けば長引くほどお金は手に入りません。

弁護士事務所に依頼した場合もお金が支払われる順番はまずは弁護士事務所に支払われます。

そこから報酬金額を計算して引かれたものが手元に入るようになっていました。

なので、管理人のように数社から過払い金の請求をする場合は全ての会社から過払い金が払い込まれないと弁護士事務所からも過払い金の振込はありません。

ちなみに管理人の場合だと11か月後に全ての過払い金が弁護士事務所に入金される予定なので早くても11ヶ月後にお金が手に入ります。それまでは途中で振込をされた過払い金は手元にやってきません。

まとめ

弁護士から話しの途中で気になって聞きましたが

個人でやれば弁護士費用はかかりませんし、しっかりと手順を踏めば100%勝てる裁判ですが、時間も手間もかかるし何より精神的なものがかなり来るようです。

そして精神的にまいってくるぐらいを見計らっているのか和解案を出してくることがほとんどだとか

これも足元見られてるな~と感じるところですね・・・・

あんまり知らないことはやりたくないけど払い過ぎているならお金は返してほしいと言う場合は法律事務所の弁護士や司法書士に相談して

納得できれば依頼するほうが楽かもしれないですよ。

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